ティザンヌの淹れ方

ティザンヌとは

ティザンヌとはフランス語でハーブティーのこと。フィトテラピーの活用法の中でもっとも身近に植物を取り入れる方法として、まずはこのティザンヌを淹れることから始めてみましょう。

ティザンヌに使うハーブは、フレッシュではなくドライタイプのものを選びます。その理由はフレッシュハーブの成分のうち50~90%は水分で、そのうえお湯に浸すとまわりに膜を作って成分が溶け出すのを妨げてしまうことから、有効成分の摂取がほとんど期待できないからです。

そして、なるべく自然栽培や無農薬、または有機栽培のものをチョイスするのがポイント。

購入したら劣化したり虫やカビがついたりするのを防ぐためにも冷凍保存をするのがおすすめです。冷凍と解凍を繰り返しても品質に影響がなく、長期保存できるというのも利点。常温で保存する場合は、光と高温多湿を避けて1ヶ月程度を目安に使い切るようにしてください。

では淹れ方を紹介していきます。

ティザンヌの淹れ方には“アンフュージョン”と“デコクション”の2種類があり、どちらも薬草(ハーブ)を熱湯に浸して作ることで、主に水溶性成分を抽出しています。


アンフュージョン

基本的に葉やお花など、植物の柔らかい部分を使ってお茶を淹れるのに向いています。成分を抽出しにくそうな硬い部分も混ぜるときは、すりこぎで潰してから淹れるとよいでしょう。

1)水500mlに対してティザンヌの量は大さじ2くらいが目安です。
2)ティザンヌを入れたカップやポットに沸騰させたお湯を注ぎます。
3)必ず蓋をして10~12分程蒸らし、成分を浸出させます。
4)最後に濾して出来上がり。

デコクション

ハーブの茎や根っこなどの硬い部分を使ってお茶を淹れるのに適した方法。

1)ポットやお鍋にティザンヌと水を入れます。
2)弱火でゆっくりと煮出します。
3)沸騰してそのまま弱火で2分程煮出します。火を止め蓋をして10~12分程蒸らします。こうすることによりティザンヌの成分をしっかりと抽出することができます。
4)最後に濾して出来上がり。

 

今回は濾すタイプのポットでしたが、普段はKINTOのワンタッチティーポットなども使っています、便利ですよ。

 

皆さま是非ティザンヌ、淹れてみてくださいね。

YUMIE